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 腎臓は、腰部の背中側に2個ある臓器です。主に水分の排泄、栄養素を利用したために出来る尿毒素などの排泄、造血因子の分泌、血圧調整、骨代謝など重要な役目をしています。
腎機能がダメになり腎不全になると、身体の中に毒素があふれ死に至ります。

この腎不全の治療には、透析療法(血液透析、腹膜透析)と腎臓移植の2種類があります。
透析療法では、水分の排泄や尿毒素などの排泄は出来ますが、その他の作用を補うことが出来ません。
現在では20年以上透析療法を続けている方もいらっしゃいますが、このために多く患者さんが種々の合併症を抱えています。また週に3回約4時間の血液透析をし続けなければならないために時間的制約をかなり受けます。
また水分や食事も厳しく制限されています。

腎臓移植には、生体腎移植と亡くなった方からの提供による献腎移植があります。
腎臓は、心臓や肝臓と違い心停止後でも提供することが可能です。現行法では、腎臓や角膜、すい臓の心停止後の臓器提供について、本人の意思が不明な時は、家族の同意のみで提供できることになっています。

腎臓移植施設は、全国にあり一部の県を除き本人の希望する施設へ登録することが出来ます。
そして提供者が現れた時、適合者をコンピュータで検索し決定します。
現在のルールでは、主に同一の都道府県内から選ばれる様な点数制になっています。

また生体でも肝臓移植に比べドナーの負担が少なく、今まで我が国おいて生体ドナーの方で腎摘出手術により亡くなった方はいません。今では、手術も進歩しドナーが術後5日で退院できる術式もあります。
最近では、腎臓移植のうち約80%が生体腎移植です。

腎臓移植は、生体、献腎を問わず医療保険が適用されていまし、腎不全患者には様々な、医療助成制度が摘要されるため個人の医療費の負担はほとんどありません。
今後は、倫理面で全く問題がないとは言えない生体腎移植に出来るだけ頼らない様に、亡くなった方からの提供を増やすよう、一般の方々の理解を得る努力を行っていかなければいけません。

我が国における腎移植症例数の推移
脳死腎 心停止腎 生体腎 脳死腎 心停止腎 生体腎 脳死腎 心停止腎 生体腎
〜1970 36 133 82 154 248 94 199 398
71 4 38 83 181 341 95 170 431
72 4 37 84 165 414 96 185 453
73 4 82 85 147 416 97 159 436
74 8 118 86 180 469 98 149 509
75 4 132 87 168 547 99 8 150 566
76 22 135 88 213 542 2000 7 146 600
77 27 171 89 265 572 01 16 135 548
78 36 221 90 230 583 02 12 112 633
79 52 175 91 239 468 03 12 124 720
80 48 239 92 236 450 04 7 166 730
81 117 244 93 247 415 05 16 144 834
06 15 182 939
移植施設
日本透析医学会
東京女子医科大学
名古屋第二日赤
京都府立大学
大阪大学
岡山大学
九州大学
患者団体
(社)日本臓器移植ネットワーク
(社)日本腎臓病患者協議会
日本移植学会
(社)日本透析医会
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